タイヤインプレッション

ミシュランXI3 Plus +フィアット・ムルティプラ(弊社から通販で販売)

2018.02.05
車種
フィアット・ムルティプラ
新規購入タイヤ
ミシュランXI3 Plus 185/65R15 (弊社から通販で販売)

このタイヤの感想

ムルティプラによる『Xi3+』での走行も、ひとまず色々な路面状況を経験したので簡単にご報告させて頂きます。
一言でまとめると「コントロールの幅が広がった」と言う事につきると思います。

絶対性能的には従来のXi3と大きく変わるところは感じませんが、滑りながらのアクセルコントロールが楽で、
「もう少し踏んで安定させるべきか」「少し抜いてグリップを回復させるべきか」の判断がすごく簡単です。
“何処まで信用して良いのかわからない”って言う、グリップ限界の不明な(限界そのものはすごく高いが)タイヤと比べると安心感が違います。
ブレーキ性能も十分で、ABSの介入する直前の、“もっとも制動距離の短い状態”を維持して行く事が簡単です。
(未だにABSを障害物回避の物では無く、短距離で止まるための物と勘違いしている人が多すぎるのが気になりますが・・・)

深雪に関しては、FFのムルティプラでは帰宅困難なので試していませんが、10%超の勾配でもなんとか登ることが出来ます。
私の家の前はまるで登坂テスト路のような、10%から15%近くにまで徐々に傾斜を強めて行く様な直線です。
それにプラスして、標高が上がるにつれて雪が深くなる、まるで限界テイストのような感じで徐々にアクセルを開けて行かなければならない感じですが、
全く滑らない状態からほんの少し滑りはじめる状態、そして滑りながらグリップを得て行く状態へと徐々に変化して行きます。
(CVT車やESPの介入過多の車両は、いきなり滑りはじめるか滑った瞬間にエンジン出力を絞るのでその時点でスタックしています)

『Xi3+』は、滑り出しの感じが良くわかるのと、徐々に限界を超えて行く特性から、とても安心して雪道を走行できるタイヤだと断言できます。
当然のことながら、乾燥路のワインディングを少々のペースで走っても全く違和感はありません。

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