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掲載日 2010年6月16日
タイヤ交換日 2010年4月28日
車種 ランサーセディア・ワゴン4WD
新規購入タイヤ ミシュラン・パイロットスポーツ3 195/55R15 85V
購入前タイヤ ミシュラン・パイロットプレセダPP2 195/55R15 85V
プレセダPP2の購入時期 2006年7月12日
プレセダPP2での走行距離 26,664km
新車時のタイヤ ブリヂストンRE010 195/55R15 84V
 

To:村上タイヤ様

アドバイスを頂いて選択し購入したパイロット・スポーツ3のインプレッションを報告させて頂きます。

いつもの様に指定空気圧より0.3kg/平方センチ高い、フロント2.5 kg/平方センチ、リア2.3kg/平方センチで走り始めて驚いたのはハンドルが軽く、更にワンダーリングが少ない事でした。 例年12月〜4月はスタッドレス・タイヤを装着しているのですが、それを夏タイヤに換えると、途端にハンドルが重くなり ゴツゴツした乗心地になるのですが、それが感じられない!

3シーズン目のスタッドレス ダンロップDSX(9,624km走行)のゴムが硬化していたとしても、拍子抜けの印象でした。このタイヤのスタッドレスとしての溝は約3mm程度残っているので4シーズン目も使おうと思っていましたが、独特のブロック・パターン・ノイズ以外は夏タイヤより乗心地は優れていたのに!

後日、余りの乗心地のソフトさに空気圧をチェックしても、フロント・リア共に2.5kg/平方センチ・2.3 kg/平方センチで変わらず、 不思議なスポーツ・タイヤです。

ロード・ノイズに関してもプレセダPP2より明らかに少なくなりました。中央道の長野方面はスパイク・タイヤが使われた時代に合わせてコンクリート路面が多く、スパイクで表面が荒れていました。特に走行車線は酷く、なるべく追越車線を走らないとノイズが我慢出来なかったのがエグザルトで、プレセダ、プレセダPP2と改善されましたが、パイロット・スポーツ3は別次元の改善です

ワンダーリングが少なくなったのは、トレッド・パターンの変更が大きいのではと思っています。プレセダPP2は空気圧にシビアでフロント2.5 kg(リア2.3 kg)とフロント2.3 kg(リア2.1 kg)では違いが顕著で、荒れた路面ではハンドルに微舵角変化が伝わってきました。深い縦溝が3本走っていて、接地面積が少ないなーの印象でしたが、プレセダPP2は4本でしたから、トータルの接地面積は変わっていなくても、この深くて広い溝がワンダーリングの少なさと直進性に貢献していると推測しています。

オン・ザ・レールの言葉がピッタリ合うタイヤでソフトではあるがプレセダPP2よりクイックなレスポンスで自分の運転が上手くなったと錯覚するほどのタイヤです。本格的な雨中走行はまだしていませんが、伝統的にミシュランは強いのでこれも期待出来ると思われます。

それから、タイヤトレッドの低速時と高速走行時の温度コントロール・メカニズムが具体的にどの特性に関与しているかは不明です。走行後にタイヤに手を当てて温度をチェックしましたが皆目判りませんでした。

まだ走り込んでいないので耐摩耗性は未知数ですが、丁寧に運転すればそんなに摩耗はしないと期待しています。総じての印象は普段はコンフォートに見えるが、必要な場面ではプレセダPP2よりスポーツ性を発揮するタイヤです。

PS:生産国は馴染みのタイヤ屋さんを信用して確認していませんが、タイでも中国?でもどちらかに統一してと頼みました。組み込み後は内側なので確認出来ませんでした。ちなみに製造年週は全て2009年50週でした。

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