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2009.07.16
車種 1968年式 Jaguar Etype Sr.11/2
新規購入タイヤ 英国ダンロップ・SPスポーツ アクアジェット185HR15
交換前タイヤ ミシュランXVS 185/70R15
購入動機 装着していたミシュランXVSの老朽化。
購入金額 スペアを含むタイヤ5本、チューブ、ワイヤ・ホイル用チューブ・フラップ、送料、脱着作業料、税金込みで175.000円くらいだった様な?
購入場所 村上タイヤ
 
■選択理由
ミシュランXWXという選択肢も有りましたが、これは以前に別のEタイプに装着し、タイヤの剛性が高過ぎて、他の方の考えは分かりませんが、私とEタイプのサスペンションには不適格と思えました。そこで村上タイヤさんの提携先である、ヴィンテージ・タイヤさんのHPで検討し、Eタイプの設計年次に近いと思われ、尚且つEタイプの新車当時に装着されていたダンロップSP41の流れを汲むSPスポーツ アクアジェットに決定しました。

もう一つの候補はオランダのフェデレステイン社のクラッシック・スプリントでした。こちらは、同じく所有しているJaguar XK120用として英国の部品屋さんから強く薦められるまま数年前に個人輸入し、村上タイヤさんに装着をお願いしましたが、期待以上の性能で、それまでのダンロップ・ロードスピード(クロス・プライ)で悩まされていたステアリングへのキックバックや高速道路の縦方向の継ぎ目に因る横っ跳び現象が全て解消された実績が有りました。しかし、今回は敢えてEタイプには『王道』?のダンロップ・ラジアルを選択しました。

■購入の理由
以前からパーツ、タイヤ共に個人輸入をしていましたが、今回は村上タイヤさんがヴィンテージ・タイヤさんと提携されましたので、村上タイヤさんからの購入を決めました。運送にUPSさんを使われるのはヴィンテージ・タイヤさんのポリシーなのでしょうが、運賃がタイヤ5本で3万円以上も掛かり、これには驚きましたが、(苦情になりまして、すみません。)脱着料金を考慮して頂いた様で、有難うございました

■インプレッション
交換作業後、村上タイヤさんを出ましてから街中の低速でも、忽ち新旧タイヤの相違と交換効果を実感しました。しかし、老朽化したXVSとの単純比較はXVSに酷だと思います。

まず、今回のタイヤはサイドが柔らかく、しなやかな踏面と相俟って私とEタイプのサスペンション特性に良く合っている、と思いました。ステアリング操作は以前よりも軽くなり、特に切り始めが軽いのですが、これは人に依っては『切り始めの感覚が曖昧』又は『切り始めの操作感覚が希薄』と感じられるかもしれません。この辺りは多分に好みが分かれると思いますが、私は特に不快とは思っていません。

また、エンジン・パワーのオン・オフ/パワーの掛け方の適・不適を良く腰に伝えて来ます。スキール音は出るのが早過ぎますが、これは踏面の柔らかさが影響しているのだと思います。いつも行く山道のコーナーで、細いリムの大径ステアリングを手の平と指で滑らせながら操作し、適度なパワー・オンで軽いスキール音を発して回頭しながら自然にパワー・スライドを誘い、トラクションが路面とタイヤへ十分に掛かっている事を腰の辺りで感じつつ、幾らか後輪を沈めながらコーナー出口を目指して、更にアクセルを踏んで立ち上がって行く、典型的な英国のミドル・ウェイト・スポーツカー感覚は中々私の好みで楽しく、これらのリアクションは、このタイヤならではの特性が発揮されて、前衛の古典たるJaguar Etypeの美点を更に増幅させている事を実感出来ます。

結論としましては、今回の選択に十分満足しています。本当に有難うございました。これからも御世話になると思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
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