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2009.06.25
車種 スバル・トラビック Sパッケージ
新規購入タイヤ ミシュラン・パイロットプライマシー 205/55R16 91V
交換前タイヤ ブリヂストン・プレイズPZ-1 205/55R16 91V
購入動機 タイヤの各部にヒビ割れ、文字周りは最悪。BS専門店で余命3ヶ月の宣告あり。交換タイヤはあれこれ研究の結果、ミシュラン パイロット プライマシーとしました。
選択理由 (インチアップして)ミシュラン・パイロットスポーツPS2にするか、ミシュラン・パイロットプレセダPP2にするか、はたまたミシュラン・パイロットプライマシーにするか、大変迷いました。
購入の理由 ミシュラン・パイロットスポーツPS2とミシュラン・パイロットプレセダPP2は次のタイヤ交換の時ででいいと判断しました。まだ在庫にミシュラン・パイロットプライマシーの純正サイズがあったから決定です。
購入金額 83000円(全てコミ)
購入場所 村上タイヤ
 
序にかえて、銘柄決定の理由」
ミシュランパイロットプライマシーを買いました。ミシュランのパイロットシリーズタイヤは、わたくしにとりましてある種あこがれのタイヤでありました。此の度、幸か不幸かタイヤ交換の必要が生じたのも何かのご縁なのかもしれません。このタイヤを購入するにあたり多くのタイヤ専門店さんにご指導頂きました、この場を借りましてお礼申し上げます。またブログには身銭をきって買ったタイヤのレポートが掲載されており、こちらからも多くを教わりました。投稿された先輩各位にもお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

順番として次はわたくしも報告すべきと心得ます。もとより素人ゆえ間違いや至らぬ点もあろうかと思いますが、その点はご容赦ください。ご承知のとおりパイロットプライマシーは2009年春よりカタログから消えており、サイズによっては入手できません。タイヤ交換を決定してからというもの、パイロットプライマシーにするかプライマシーHPにしようか。はたまたPilot Preceda PP2か、いっそのことPilot Sport PS2にしてはと迷いに迷っての結論が(非ランフラットの、当たり前か・・・)パイロットプライマシーです。

迷いはしたものの銘柄決定の理由はいたって単純で、 
1 Pilot Sport PS2はインチアップの必要があり、余分のカネが要る。  
2 プライマシーHP、Pilot Preceda PP2 は次期タイヤ交換の時でもよい。
3 パイロットプライマシーは在庫分のみだが、今ならば純正サイズが入手可能。
という訳で旧式を承知で急ぎ在庫純正サイズを買ってしまいました。

ちなみに勉強中に拝聴した某A店長さんのコメント、「バランス的には素晴らしいタイヤです。ステアリングの追従性が良く、ハンドリングに優れ、乗り心地も良く、音も静かな部類に入るタイヤです。元がPilotの部類なので、ドライ・ウェット共に心配のないグリップ性能も持っており、重たい車体を支える力も強いタイヤです。無くなってしまうのがとても残念でなりません。」

あるいは某B店長さんのコメント、「個人的にはB社のプレイズより一本あたり数千円高い価値はパイロットプライマシーにはあるとは思います。」これら専門家のご意見がパイロットプライマシーを選ぶ大きな要因でありました。指導くださった各店舗の店長さん、ありがとうございました、m(_ _"m)ペコリ。

「1 作業開始、少々辛口の話を」
ついに買ってしまったあこがれのパイロットプライマシー、 村上社長やスタッフの方の作業中は待機室でワクワクソワソワ。娘の出産の時以来ですかな、こんなに胸がトキめいたのは。待っている間、ヨソ様の悪口というつもりはないのですが参考までに少々。それまで使用していたのがB社のプレイズという「ラク(?)」なタイヤです。1年と半年、約18000キロはまあまあ頑張ってくれてたんです。最初の感想も「なかなか頑張るじゃないか。」と日記にも書いてます。

しかしどういうのかある時期からフニャッとした感じになり、高速でもしっかりハンドルをつかんでおかなければいけなかったり、あるいはカーブでも切り足さなければいけなかったりと、決して「ラク」なタイヤではなくなっていることに気づきました。空気圧をやや高めにしてなんとかバランスをとってはいたのですが、ガススタンドでタイヤ4本のヒビを指摘され、B社系列のタイヤ屋さんでも余命3ヶ月を宣告されてしまい、とうとう安全限界点を超えたことを認識したしだいです。このタイヤ、よく頑張っていたんです。余命3ヶ月のこの時点でもまだソフトで静かなことは特筆モノでしたし、ヤマもまだまだ十分に残ってました。もし専門家の指摘がなければまだ使っていたろうと思います。しかしまあ幸か不幸か結局はタイヤ交換となったのも、ある意味でご縁だったのかもしれません。しかしですな、 しかしですな、 スポーツタイヤでもないのに10万円ちかくするタイヤがですよ、2万キロも走ってないのにフニャフニャのヒビ割れのってのはいったい何なのさ!てな訳でこの話、興奮するとながくなりそうなんでこの辺で。

そうこうしてる間に作業が終了。明日高速使う予定だが、と空気圧について村上社長に確認をとると「しばらくは急のつく運転はさけて下さい。空気圧はパイロットプライマシーは規定のこれでいいんです、Hi!」と、にこやかに元気に断定されました。小心者のわたくしはもう大安心。スタッフの方に誘導されて路上へ、しかし流れに乗ったとたんにいきなりの第一印象。

「2 装着直後、さてラクとは」
路上へ出たとたんにいきなりわたしを襲った衝撃的第一印象。「なんやこらあ、こんタイヤは自動操縦機能付きや!」(訳:えっ、なんなんだこれは! このタイヤはまるで自動操縦機能付きみたいじゃないか!)パイロットプライマシーは一皮剥けるまでしばらくはダルい、と噂には聞いていたのですがどうしてどうして。 決してきれいとはいえない福岡の舗装道路なのにハンドルがビシッと安定していて、タイヤが進行方向を自動的に確定したかのように感じられます。まるで古いスタッドレスから新品の夏タイヤに交換した時みたいで、例えていうならタイヤ自体が周囲の状況を把握しつつ、ドライバーに情報を知らせ、しかも適正な姿勢と速度にクルマを制御しつつも「あんたはよけいなことはなにもしなくていいさァ、だけんどハンドルにはちゃんと手を添えてなさいな。」と語りかけているようです。

クルマの部品というよりは信頼できるいい相棒という印象です。それから2時間ほどは慣熟ドライブでゆっくり市内をながしてみましたが、シロウトのわたくしが考えつく全んどの面でヤマの十分残っていた前のタイヤよりも、パイロットプライマシーの方が上等かつ上質と感じました。あくまでもシロウトによる単純比較でして、個人個人のタイヤに求めるものも「ラク」の部分への思いも人それぞれに違いはありましょう。しかしながら私にとってはパイロットプライマシーの方が「ラクで上質で、しかも楽しくて気持ちがいい」タイヤでありました。

さて運転業務において「ラク」とはいったい何なんだろう?ついでに付け加えますと値段もパイロットプライマシーの方が安く、2万キロも走ってないのにフニャフニャヒビ割れの10万円ちかく(見積額)するタイヤより、諭吉1名分少々「財布にラク」なタイヤでありました。

「3 雑感、P7慕情」
昔のポテンザ47(正しくはRE47でしたか)というすごいタイヤを知っています。やはり昔のアドバン-D(こちらも正しくはHF-TypeDでしたか)というすごいタイヤも知っています。どちらも極めて高価で寿命も短いけれども、目的に忠実なその特性にそのテのドライバーには極めて評価の高いタイヤでした。それより少し前にはピレリーP7という、今から考えれば元祖ハイグリップタイヤともいうべきそれはそれはすごいタイヤもありました。

当時ほかには比較すべきタイヤがなかったせいもあるのですが、当時の若者はピレリーP7というだけでソソられたもんです。もちろん当時そんな超一流のタイヤなど買えませんが、P7履いてる高級車のオーナーに話を聞くと「乗り心地はそれほど痛くも固くもない。音も騒がしくはなくって、なかなかいい具合だ。」とか。ガチガチの乗り心地を想像していた私たち若者(当時)は、まるで狐にでもつままれたような妙な気分でしたな。それから年月を重ね、北国や南国の生活で何度かタイヤ交換を経験して思うには、現在の国産タイヤはある面ではヨーロッパのタイヤを超える性能を持っているのかもしれない、たぶん静粛性やグリップ、あるいは寿命や強度などを数値化して比較すればおそらくある面でそれらの上をいくものもあるであろう、と。

「しかし・・・」なのです。全体のバランスといえばそれまでなのでしょうが、「しかし・・・」なのです。全ての特性を数値化できはしませんが、よしんばできたとしてもそのバランスの形というか奥行きというのか、それらの諸々の性能の塩梅が「しかしまだ日本のタイヤは・・・」なのです。横森周信センセ流に「老残の男心の底に永遠にほほえみつづける、妖艶な美女への追憶にも似た(P7への想い)」といえば、いささかキザに過ぎますか。( 酣燈社、『名機100』から)

「4 高速、再びラクとは」
パイロットプライマシーを装着直後の村上社長の「パイロットプライマシーはこれでいいんです、Hi(元気に断定形)」を全面的に信頼して安心して高速へ。80キロくらいで軽く流す程度で高速を南へ南へ。花曇りのイイ感じのドライブで、同乗の妻や身障者の母も快適そうです。目的地でも新緑や爽風が心地よく、食事、散歩を終え帰路につく。妻や母親はわたくし以上のシロウトゆえタイヤの感想っても、と思いつつ走行300キロを超えたあたりの車内でやわらかに質問してみたところが意外にも鋭い反応がかえってきました。彼女らの表現にはクルマの評価なのかタイヤの評価なのか、いささかピント外れの面もありますが曰く、「音や振動がだらけていない」「クルマの運動姿勢が引き締まっている」「ふわふわした揺り戻しがない」「全く酔わない」等々、すこぶるの好評価。

ということは前のB社の「ラク」なタイヤにはこれらと反対の要素が残っていたという事になるのかな?シロウトの感想ってのもあながちバカにはできないもののようです。これらの評価はパイロットプライマシーのキャッチコピーにそのまま使えるのではありますまいか、新しいプライマシーHPだとどうなるんだろう、なんてあれこれ思ったりして。いやはや恐るべし、ドシロウトの感性。帰宅してお茶の時間、別に聞きもしないのに妻と母からパイロットプライマシーの決定的評価がくだされた。「結構走ったのに疲れてないなア、そのまま買い物してもよかったねェ。」だと。確かにわたくしも疲れてない、むしろ軽いスポーツの後のように心地よい。「ラク」である。さてさて、運転業務において「ラク」とはいったい?

「5 燃費と寿命、そして雨」
燃費と寿命のレポートに限っては、極めて重要な項目であることとはよく認識しているが、装着直後ということもありフェアな報告をすることができない。より正しい報告のためには、春だけの燃費データとしても3ヶ月くらいの期間は必要だろう。寿命についてはなおさらで、おそらくは4年か5年後にならねば他の同類タイヤとの比較もむづかしかろう。 それでも雨天ドライブの感触だけでもと思い、様子をみていたが雨の日に運転する機会が少なく必要な数の記録が取れなかったため、結局これも報告できない。

音やグリップ、それにハンドルへの追随性等々、わたくしごときシロウトよりは先輩各位のレポートに詳細かつ専門的に述べ尽くされていようから、大事な点なのに申し訳ないが、「 燃費、寿命、雨の感触」等もそちらを参照願いたい。なお個人的感触ではありますが「 走る、曲がる、止まる」の感触はイイ、実にイイ。

「6 おわりに、私的タイヤ選び」
だらだらと拙文を綴ってみたが、今回のタイヤ選びのおかげで自分なりの「タイヤ選びのプロセス」が少しばかり見えてきた。多少なりともタイヤに関心があれば雑誌や専門書には目をとおすであろうし、あちこちのブログを読みながら各店舗のスタッフさんに話も聞くであろう。自分と家族の命を乗せるタイヤを選ぶからには断じてそうすべきである。時にクルマ以上に神経質になるのもむしろ当然である。しかしながら迷って迷って知恵熱がでるほど考えても、一歩下がって冷静に考えると決定のプロセスはいたって単純であるようだ、以下私見。
 1 まず予算とメーカー選び(ある程度の諭吉はやはり必要、値段が正直か) 
2 車と自分の性格、そして用途とし好(この項目の分析が最も重要であるようです) 
3 微調整(インチアップするのかしないのか、これも諭吉が必要だが)
以上から求めるタイヤはある程度自動的に選択されるが、タイヤは趣味の性格をもつ道具であることから、自分の好みだけで銘柄を決定しても何ら差支えあるまい。しかし大事なことだが、趣味の性格をもちながらもタイヤも重要な部品のひとつであり、命をのせて走る道具である以上は最低限の品質は確保せねばなるまい。となるとわたくしの様なフツーの会社員が混乱するのは、結局のところ「2 用途とし好」のバランスである。これを自分なりに解析して悩みながらもなんとか妥協点に到達するのが、苦しいながらも楽しい作業である訳だ。

タイヤフリークの皆様、お互いよいタイヤに巡り会えるよう日々研鑽いたしましょう。

「補足、男のエゴ」
あこがれのパイロットプライマシー、大満足です。期待を裏切らず、走る、曲がる、止まるの感触が実にイイ、ホントにイイ。クルマ通勤で毎日乗りますが、運転する度にハッピーです。しかしなんというのか、パイロットプライマシーもようやく1000キロを走行しこれからという時にも拘らず、次はどのタイヤにしようかなどと妙な悪巧みをはじめてしまいました。思うに、A店の店長氏はご自分の信念でもある Pilot Sport PS2 を推挙なさるでしょう、B店の店長氏はクルマの性格から常識的に プライマシーHP を勧められるでありましょう、そしてC店の店長氏はわたくしの性格から Pilot Preceda PP2 をと助言なさるでしょう。Energy Saver も評価の対象から外すことはできません。いずれにせよ次の交換時にはパイロットプライマシーは市場から消えていることでしょうから、早めに次のタイヤの勉強を始めるのも悪い事ではありますまいが、しかし、さてさてどうしましょ。

これまで指導頂いた各店の店長さん、男のエゴとお笑いください。また交換の際はよろしくお願いします、m(_ _"m)ペコリ。
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