このサイトに関するお問い合せは村上タイヤまで
 
 
2004.02.10
車種 H1年式Y31(グロリア)ターボ
新規購入タイヤ ミシュラン プライマシー205/65R15 94V
交換前タイヤ ヨコハマ アスペックdB 205/65R15 94H
交換前タイヤ補足 DNA dbでなく、その先代
購入金額 タイヤ(4本)\48,300(税込み、プラス振込手数料\315)
購入場所 村上タイヤ(通販)
そこを選んだ理由 近所の量販店・専門店より目立って安かった
作業金額 交換工賃\6,510(税込み、バルブ交換+廃タイヤ込み。プラス差入れ缶ジュース代\315)
購入動機 下記に詳しく
 
結論として「ミシュラン(プライマシー)にして良かった・正解」

「横浜の紫馬肥」です。
昨年(2003年)11月末にタイヤ交換、12月下旬に「横浜・奈良往復」を致しましたインプレ報告を申上げます。

先ず、タイヤを購入しようと思った動機は三つありました。
動機@:大古車だが機関好調なので、延命工事の上あと数年乗り続けることにした。
動機A:挙動が少し落着かない感じで長距離で疲れるので、馴染みの工場で診てもらったところ、ショックアブソーバーがヘタっていると。どうせならショック+タイヤ同時交換し、高速ツーリングカーにしようと。
動機B:松田勇治氏の著作(宝島社他)を読み、いつかはミシュランを履いてみようと思っていた。<

本HPを熟読し予習。次いでメールで希望を伝え、アドバイスを要請。(カーブで腰砕けしない、極端には飛ばさないがキビキビ走りたい、乗り心地・騒音はヒドくなければ可、サイズは純正のまま。) 当方が候補に挙げた、ヨコハマDNAdbEURO、ダンロップSP SPORT 9000、同VEURO、ミシュラン プライマシー、ピレリP7について、「一番はプライマシーかP7、次いでVEURO。DNAdbEUROは良いが値段が高いので?、SP9000は設計思想が古い」との助言を頂戴する。

動機Bの「いつかはミシュラン」に従いプライマシーに決定。またWEB&実地の価格調査の末、貴社から通販で購入することに。交換場所は「馴染みの工場の馴染みのフロントマンに丁寧に頼む」ことで確保。現物は4本ともドイツ製、2002が2本、2102と4102が各1本。1年強経過ながら事前に貴社より告知されており、「輸入品でややマイナーなサイズだから」と納得。装着時、2本はバランスウェイトなしでした。

走り出してすぐの印象は「意外にコンフォート系かな」という感じ。とは言っても、前タイヤのアスペックdbは履き替えて最初の左折でグニャ「しまった失敗!」でしたが、プライマシーは腰砕けはなく、と言いながらゴツゴツでもなし。そのままスーパーマーケットの屋上駐車場の斜路へ。凹凸が、今までの「ダダダダ」から「ナナナナ」(貧弱な表現ですが「タタタタ」よりもう少し軽く柔らかいのを表す擬音語)でした。 50キロ程度走ったところで奈良往復、片道500キロ。横横バイパス〜東名高速に乗ってすぐ、「体感速度が10〜20キロ遅い(100キロ出しても80程度に感じる)」ことに気付きました。

油断してるとオービスの餌食だ、とスピードメーターを睨みつつ、左端車線をキープ。集中工事直後の東名の「きれいな舗装〜荒れた舗装」を色々試し、「悪路を良路に変えるタイヤじゃないな」「轍にハンドルはとられないな」とか思いつつ、次いで「体感80キロ巡航だと疲れない」ことに、浜名湖に近付いても全然疲労しないことから気付きました。豊田で降りて給油、伊勢湾道〜東名阪道〜名阪国道へ。荒れた名阪国道の舗装も気にならず、長距離トラックと仲良く巡航。6時間で奈良に到着。

運転免許を持っていないカミさん曰く「乗ってて酔わなくなった」と。そのココロは「今までは高速の道の継ぎ目のダダンの後、ユサユサと2度揺り返しがあった。それがタタンだけなので乗っててラク」とのことでした。

帰路は針〜四日市までセミウェット(雪)。水溜りができる程ではなく(だが路側は積雪だったのでそれなりの降雪量)、ハンドルが軽くなる感じもタイヤが浮く感じもなく、乾燥路と同様のステアリングインフォメーションでした。

調子に乗って、豊明から一般国道で東進。豊橋市街地のゴーストップも、浜名・静清・沼津バイパスの1○0キロ巡航も、箱根越えも、全然疲れません。朝比奈峠越えでは多分従来より10キロ位速く走り、8時間で横浜着。

なんだかタイヤのインプレと言うより旅行記みたいですみません。ただ、プライマシーの安心感は特筆もので、例えば名阪国道の高峰〜天理の下り坂ではかなりキツいカーブを大型トラックに煽られながら100キロ超で下る訳で、「手前で充分減速してコーナー中では加速しながら」なんて教科書通りの走りは許されず、「カーブの中頃でもっとRがキツくなるのに気付いて減速しつつ、それでも120→95キロ位までしか減速させてもらえない」みたいな状況で、ブレーキかけながら「あ、このタイヤまだもう少し踏ん張ってくれそう」というのがわかる、そういう安心感があります。

静かなタイヤでは多分なく、舗装の良否が素直に「ゴー」「ザー」という音にはなりますが、「車内で会話するのに大声を出す」必要はない程度です。まだハードブレーキングもせず、水溜りのできる程度のウェットも経験せず、ワインディングも大して走っていませんが、何しろ「路面の状態がステリングによく伝わる」「タイヤにまだ余力のあることが感覚としてわかる」「乗り心地悪くない・うるさくない」ことが、「運転していて疲れない」ことに結実していると、私には思えます。

結論として「ミシュラン(プライマシー)にして良かった・正解」、ミシュラン党になりました。長文・駄文、申し訳ありません。
←リストに戻る