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2002.12.23
車種 アルファ156セレスピード
新規購入タイヤ ピレリ P-Zero Nero 215/45R17
交換前タイヤ ピレリ P7000 同サイズ
購入動機 タイヤの磨耗、コンパウンドの劣化による乗り心地の悪化
選択理由 パフォーマンスとコンフォート性能が高い次元でバランスされていそうだから。新しいブランドだから、従前よりも優れていると考えたから。
購入金額 101.600円(バランス料・古タイヤ廃棄料込み、消費税別)
購入場所 アレーゼ福岡 博多店
お店の満足度 従来からお世話になっています。非常に満足しています。
タイヤの満足度 想像したとおり、頼もしいし快適です。
 
ご無沙汰しております。早良区でアルファ156に乗っております、00と申します。

以前、タイヤのことで村上さんにメールを差し上げ、P-ZERO Neroについて教えていただき、有難うございました。今回も是非村上さんのお店で、と思ったのですが、セレスピードのギアが故障したことや、ホイールの傷を修整するスケジュールとの兼ね合いがあったので、ディーラーでの交換といたしました。色々と教えていただいたのに、御社で購入しなかったことへのお詫びの気持ちもこめて、インプレッションを御送りさせていただきます。

2年半前に村上さんでお世話になった、ピレリP−7000は非常に素晴らしいタイヤでした。ドライ路面でのグリップも強力ですが、高めのスピードでコーナーに進入したときに、Gの掛り方に応じて徐々にスキール音が高まっていくチューニングに、非常に安心感を覚えます。限界まで粘ってから急激にグリップを失うことが多いとされる、ハイパフォーマンス・タイヤが多いと聞きますが、このタイヤは理性的だと思いました。

ウェット路面では更に安心感が高まります。排水性能の素晴らしさは、アルファロメオの仲間と豪雨の高速道路で発揮されました。他のアルファはB社の高級車用タイヤとか、D社のハイパフォーマンス・スポーツタイヤでしたが、クルマの後ろに上がる水しぶきが、私のP−7000はキレイに後ろに流れていくのに対して、他の人は滝壷の様に巻き込んでいるのです。同じボディですから空力性能は基本的に差が無いはずなので、タイヤの排水性能の違いで、水しぶきの様子が違うのでしょう。そんなP−7000ですが、走行距離が2万5000kmを経て磨耗が進み、高速走行での唸り音とトレッドの硬化による乗り心地の悪化を覚えるようになりました。

今度のP−ZEROは、そのP−7000を上回る排水性能を誇ります。ドライグリップの差については余り認識できていませんが、滑り出しのスムーズさは相変わらず素晴らしいです。その上、乗り心地には大きなアドバンテージが現れました。突き上げるようなショックがよく改善されています。また、謳い文句にはありませんでしたが、パターン・ノイズについても改善されているようで、音の大きさそのものは低くはないものの耳ざわりな周波数の音が上手く消されているように感じました。

決して安いタイヤではありませんから、ある程度は高性能だろうと予想していましたが、何かの性能を突出させて他の機能を犠牲にする、ということが皆無なタイヤだと言えます。とても高いレベルで性能をバランスさせた、ピレリの良心を感じさせるタイヤだと思っています。
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