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2002.12.23
車種 エスティマルシーダ(H9年、ガソリン、4WD)
新規購入タイヤ ミシュランマキシアイス 215/65R15
購入時期 1999年
交換前タイヤ ピレリ ウインターパフォーマンス190 185/65R15
購入動機 冬タイヤのバースト、スキー/雪遊びのためよく雪道を走る。
選択理由 以前ミシュランM+S100を使用し、好感を持っていた。
購入場所 オレンジ色の全国チェーン
そこを選んだ理由 近くにあった
 

初めまして。静岡県在住のハンドルネームmopiと申します。スタッドレスの購入を考えていて、各種検索をしていましたら貴社のHPにたどり着き、とても興味深く読ませていただきました。

ということで、私も参加させていただきたくメールしました。と、いっても古いタイヤの話で恐縮ですが。

スキーに行くことが多く、また、静岡でも旧富士山スカイライン(今はただです)や富士五湖に向かう途中の朝霧高原などではかなりつもる(すぐ融けるが)ので、スタッドレスは必要。また、出身が北海道のため、雪のあるところに行きたがる事もあり。小生の雪道運転は、北海道出身の中の上くらいのレベル(回りのペースよりやや速い)。

過去レオーネRX−UとレガシィBG5(セダンVZ−R)でミシュランのM+S100を使いとても好印象を持っていた。が、2月にサイドウォールを引っかけ、M+Sの在庫がなく、ピレリを購入(返品1日前だったらしい)。ルシーダに替えた後も無理矢理使っていたが、縁石乗り上げでサイドウォールをやってしまい(12月)、指名買いでマキシアイスにした。

印象@ドライ路面
絶対的なグリップでは夏タイヤに比べ当然マキシアイスの負けだが、高速をルシーダで走るくらいまでなら、全然問題なし。夏でも、雨でも、峠で少し飛ばしても。履き替えた直後は「タイヤが軽く回っている」という印象を受ける。グリップがない、ということでなく、きちんと丸いものが回っている、という感じである。雨でもABSが動くのはペイントやマンホールの上くらい。国産スタッドレス(他の車でB社とY社の経験有り)で過去経験した「ゴムをねじるようなコーナリング」や「腰砕け」という感じをほとんど感じさせない。静岡からスキーに行く場合は、全体の90%くらいはドライ路面なので、ドライのフィーリングはとても重要なのです。

印象A雪道
ドライ路面のグリップ感についてはピレリの方が一枚上だった(レガシィでもそう感じた)。但し、雪道ではマキシアイスの方が上。一番差が出たのが、0℃付近でのシャーベット+新雪、そして新雪+氷の時。具体的には交差点を曲がる時のグリップ感がかなり違い、アクセルをもう一押し踏める、とでもいえばいいのか。4WDの場合、駆動力は車が出してくれるので差は感じないが、コーナリングの安心感が違うというところ。北海道でも知り合いの車(ゴルフWGTI)でマキシアイスに乗ったが、ま〜ったく問題なし。ただ、3シーズンも使うと6分山くらいあっても、状況は変わり、氷の上で2度ほどひやりとした。X+S100では経験しなかった事なのだが、車のせいか、タイヤのせいかよくわからず。

今後
今年は帰省に車を使うことでもあり、やや高い印象を受けたが、ドライスを注文済み。国産のドライ路面でのグニャグニャが怖く、最近は少しはよくなったのかな、とも思うが、店頭でさわってみると、やはり柔らかく、北海道ならともかく静岡で使う気はしない。またCMなどをみても、他社は「異物または穴によるスパイク効果」を売り物にしているが、ミシュランは「接地面積を増やす」という違ったコンセプトになっており、理屈好きな小生好み。

マキシアイスには昨シーズンで隠居してもらい夏タイヤ(!)として使用中。それでも3万キロ以上走らせて、現時点で5分山−αあるのはミシュラン恐るべし、というところか。

ドライスで雪道走った後に、また感想を報告させていただきたく思います。それでは。



車種 エスティマルシーダ(H9年、ガソリン、4WD)
新規購入タイヤ ミシュランマキシアイス 215/65R15
購入時期 1999年
交換前タイヤ ピレリ ウインターパフォーマンス190 185/65R15
購入動機 冬タイヤのバースト、スキー/雪遊びのためよく雪道を走る。
選択理由 以前ミシュランM+S100を使用し、好感を持っていた。
購入場所 オレンジ色の全国チェーン
そこを選んだ理由 近くにあった

国産品に近くなったミシュラン

マキシアイス+ルシーダのインプレに引き続きドライスを買って、ある程度走りましたので、その感想を投稿させていただきます。スタッドレス購入の方の参考になれば幸いです。

タイトルを付けるとすれば、「国産品に近くなったミシュラン」というところでしょうか。確かに「Made in Japan」ですが。(^_^;

小生がスタッドレスに求める条件を列挙すると、以下の通りです。 @高速のドライ路面で、120kmくらいの巡航がストレスなしに出来ること。 A氷雪路の路面状況変化が、運転者に伝わってくること B雪道の性能 C氷上での性能

一番多いパターンの使い方は、温暖な駿河湾付近からスタートし、凍ってるかも知れない富士五湖周辺を制限速度で駆け上がり、ほぼドライ・時々雪の中央高速を出来る限り急いで走り、氷・雪の確率の高い白馬方面の裏道を抜けてスキーに行く。というものです。

また、氷に関してはラリー用スパイクタイヤでない限り、ドライと同じような感覚で走るのは不可能と判断しています。危険な速度域にいる、ということをいかに速く察知できるかが重要と考えると、上記のような順番になります。氷上性能に関していえば、札幌とかの特に厳しい条件のところにで住んでいるわけではないので、ミラーバーンになってしまえば、ゆっくり走って凌いでしまえばいい、ということで優先順位は低くしました。もちろんノーグリップでは困りますが・・・。

さてインプレですが、替えた直後、ドライの路面を走ったときに最初に感じたのは「ハンドルの遊びが大きくなったような」ということです。コーナーからの立ち上がりの時に、アクセルを踏むと直進に戻るのが普通なのですが、ドライスでは、「最後の10度」ぐらいでハンドルが止まってしまいます。

つまりそこは自分でハンドルを戻してやらなければいけない、という感触になった、ということです。TVKテレビの「新車情報・・・・」で評論家の三本氏が高速でよくやる「直進からちょっとハンドル切って、手を離して車が直進に戻る状態を見る」(仲間内では三本ごっこ、といっていますが)ということをしてもきちんと直進に戻らない感じが残ります。また、直進しているときも切り始めの手応えがなく、少し遅れて反応する、という感じです。幸いなことには、速度を100kmぐらいに上げても、反応遅れは余り変化しないので、しばらくすると慣れてしまい、あまり気にならなくなってきましたが。

氷雪路ですが、富士山スカイラインで2002年12/17に再凍結した路面、 12/21に降雪中のシャーベット→ぼた雪、という路面を走りました。小生雪道でもあまりペースを落とさないのですが(北海道のドライバーの通常レベル)、それでも問題なく走れます、という結果です。富士山スカイラインでは標高が上がるに従って、ウエット→シャーベット→雪と状況が刻々と変わる結構厳しい条件なのですが、特にスタッドレスが弱いとされているウエットのアクアプレーニングも、ほぼ問題ないのは、さすがといったところですか。

総合評価ですが、ドライスは今のところ10点満点で「7点」です。車が違うので直接の評価ではないにしろ、過去経験したスタッドレスを採点すると
ミシュランM+S100:9点
ヨコハマガーデックス(型番忘れ):5点
BSブリザック(型番忘れ、発泡ゴムの最初期):5点
ピレリウインターパフォーマンス190:7点
ミシュランマキシアイス:8点


氷雪路の性能は小生の感覚ではほとんど差がない(除くピレリ)ため、評価はドライ路面の性能で別れています。 ミシュランに関して、モデルが新しくなるたびに点数が落ちているのでメーカーサイドの方には不満もあろうかと思います。これは使っている車が4WDで氷雪でも駆動力がしっかりかかる、雪道で多少滑ってもあまり気にしない、という前提から、評価が異なっていると思ってください。小生の希望は「ドライでしっかり、氷雪はそこそこ」というタイヤなのです。また、M+Sは札幌を含む北海道でも乗って、超ミラーバーンこそ経験しませんでしたが、それ以外はなーんにも問題なかったこと、また、スパイクからM+Sに替えたときの驚き(減り減りのスパイクより氷雪路がしっかりこなせ、ドライは圧倒的によかった)が大きかったこと、を付記しておきます。出来るものならドライスとM+Sを今の条件で直接評価してみたいのですが。

レガシィ+ドライスでのインプレが載っていましたが、惨敗までは言わないにしてもその方がおっしゃっていることはよくわかります。小生も今の使用条件で言えば、ドライスよりピレリの方があっているのかな、という気がしてきました。当時は氷雪路性能が若干劣っている印象(走行に問題はないです、念のため)でしたが、よくなっているのでしょうから。ただドライスも「もういや!」という感じではなく、これから走り込んでどう変わっていくかが楽しみです。年末には静岡→新潟→北海道→茨城→静岡というスタッドレス総合テスト、みたいな帰省ツアーを予定していますので。

長いメールになってしまいましたが、参考としていただければ幸いです。これからも本音を伝え続けるページ運営に期待します。失礼いたします。

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