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2006.09.12
投稿日 2006年6月7日
車種 アルファ156ツインスパーク
新規購入タイヤ ミシュラン プレセダPP2 215/45R17
交換前タイヤ Pirelli P-ZERO Nero 215/45R17
購入動機 磨耗と硬化が進んだ上に釘が刺さってしまったため
選択理由 村上様に設計の新しさや総合バランスの良さを推奨していただいたから
購入金額 \91,600(消費税、バランス取り、旧タイヤ廃棄料金込み
購入場所 村上タイヤ
 

99年に購入以来7年が経過した我がアルファ156ですが、新車装着だったファイアストンを除き、クルマと同じイタリアのピレリをずっと愛用していました。 P-7000、P-ZERO Neroと来て、さて次もピレリで・・・と思ったのですが候補が見つかりません。ROSSOは適合サイズがないし、再度Neroや今更ドラゴンというのもチョッと・・・。 困ったな、ということで村上さんに助言を頂き、Michelin PP2、DUNLOP Sports MAXXから選ぶことにしました。いつも丁寧なアドバイスを有難うございます。 ダンロップのトップモデルということで、かなりSports MAXXに惹かれていましたが、妻のSAAB(これも村上さんでお世話になりました)で印象の良かったミシュランに賭けてみようと思った次第です。 装着から約5ヶ月、約3,000kmを経ましたので、拙いながらもインプレッションをさせていただきます。 残念ながらPP2のインプレ1号はトラヴィックの方に遅れを取ってしまいましたがよろしくお願いします。

ハンドリング:
スポーツタイヤと銘打っていますが、トレッドパターンからは大人しい印象しか受けません。ところが走ってみると、アピアランスから受けた第一印象とは大違い。 コンパウンドの特性なのかブロック剛性なのか判りませんが、びっくりするくらいに俊敏で、慣れないとオーバーステア気味にコーナーを抜けていきます。 限界が非常に高いのでしょうか、自分なりに山道を結構飛ばしてもスキール音は全く聞こえません。私ごときの腕では何も起きない(起こせない?)でしょう。 比較的早い段階から徐々にスキール音を出して警告していたP-ZERO Neroとは大きく性格が異なります。良い悪いは置いといて、日本的なセッティングなのかもしれませんね。Sports MAXXだったらどんな感じなのか、気になるところではあります。

ロードノイズ
スポーツ性能の高さを考えると、パターンノイズは低いと言えるでしょう。ざらついた路面では、ある程度ザーッという音は聞こえますが、大して気にはなりません。 またパターンから見ても、磨耗が進んだ時に、ある速度域で急にノイジーになる恐れは少ないと思います。 以前履いていたV字パターンのP-7000では、磨耗時の大きな共鳴音に辟易させられましたので、今回はこの点も重視して選びました。P-ZERO Neroは大丈夫でした。

乗り心地
: 以前履いていた Pirelli P-ZERO NEROは、剛性重視のタイヤなので非常に硬いという印象のタイヤでした。PP2も相当硬いと思いますが、P-ZERO Nero程ではないようです。 運動性能とのトレードオフと考えれば納得のいくレベルです。

排水性
: 太い4本のグルーブも見るからに排水性が良さそうですが、期待に違わず強い雨の中を走っても「怖いな」と思うこともなく、安心していられました。

ウェットグリップ
: これはP-ZERO Neroの方が優秀かもしれません。しかし、ドライ時のグリップが相当に高いので、相対的にウェットグリップが下がるように思うのかもしれません。 でも、当然ながら全く問題はなく、無理さえしなければ雨の日でも楽しく安全にドライビングを楽しむことができます。

明確にスポーツ性能、それもドライグリップ重視のタイヤである、と思います。それを考えると乗り心地は悪くありませんし、静粛性やウェットグリップも優秀だと思います。 ただ、アルファロメオ、特に156の様なステアリングのクイックさが際立っているクルマでは、PP2を履くと一層それが強調されてしまうようです。 個人的には決して嫌いな特性ではありませんが、長距離を走るとなると少し疲れてしまうかもしれませんね。 安定感のあるドイツのスポーティFFハッチバックや、パワフルなDセグメントのFRセダンなんかには、適度な刺激をプラスしてくれて楽しいかもしれません。

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