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2005.05.23
車種 スバルレガシィB4 2.0GTspecB(BL5)
新規購入タイヤ ミシュラン・パイロットスポーツ 215/45R18
交換前のタイヤ BS RE050 同サイズ(純正装着)
購入動機 スポーツ性を確保しつつ乗り心地を良くしたかった。
選択理由 スポーツ性も重視した上で、最もしなやかなタイヤだった。
購入金額 \120.000(4本:工賃込み)
購入場所 近くのカー用品店
 
TO:村上タイヤ様

初めまして。
「蒼吉(あおきち)」と申します。
今回行いましたタイヤ交換にあたり、御社HPを大変参考にさせて頂き、満足のいく結果を得ることがで きました。誠にありがとうございました。 また、当方の地元が福岡ということもありまして、現在も親近感を持ってHPを拝見させて頂いておりま す。

さて、私が乗っている現行レガシィは、タイヤサイズが希少なために、交換するには非常に悩みました。 デビュー後2年を経過し、そろそろタイヤ交換を…とお考えの新型レガシィオーナーの方々に多少なり 参考になればと考えまして、インプレッションさせて頂こうと思います。

今回交換を考えたきっかけは「乗り心地を良くしたかった」です。 試乗の時は全く気にならず、むしろ先代レガシィよりも足回りが洗練されていたと感じたのが新型レガシィ の購入動機だったのですが、長時間乗るにつれて段差越え時などの硬さがとても気になってきました。 先にホイールのみプロドライブ製GC-010Eに交換してバネ下の軽量化を図り、若干の効果が得られた のですが、純正タイヤで乗り心地を重視しようとするには空気圧を指定圧(F=2.3k、R=2.2k)プラス0.1k 程度に保つなど、非常にシビアな管理を行っていました。

そのような状況から、2003年末頃からタイヤ交換を考えるようになりましたが、いかんせん希少なサイズが仇 となり、全く選べない状況でした。 最近では、ピレリ・P-ZERO、BSポテンザGV、ダンロップLM702、ヨコハマDNA map-i、 BSポテンザRE050(カタログモデル)、そしてミシュランパイロットスポーツがありました。

今回タイヤを見比べていく上でわかったのは、BSの扁平タイヤは共通してタイヤ全体の剛性がかなり高い ということでした。 他の国産メーカーもそのような傾向が強いようで、サイドウォールを実際に指で押してみると、どれもコチ コチでした。

以前乗っていた先代レガシィB4(BE5)に、レグノGR7000(215/45/17)を履かせていましたが、 ノイズはかなり小さくなるものの、乗り心地に関してはあまり良くならなかった印象を持っていました。 今思えば、タイヤ剛性の高さが起因していたのでは?と感じています。

そこで御社HPのパイロットスポーツのインプレッションを読んでサイドウォールの柔らかさを知り、実物 を確認してみたところ「なるほど!」と思える程、他メーカーの扁平タイヤよりも柔らかかったことから、 購入を決断しました。 値段は、他メーカーと比較しても高い部類でしたが、スポーツ系でしかも乗り心地が良くなり、加えて低ノ イズも期待できると確信できた事が決め手となりました。

前置きが長くなりましたが、交換後は予想通り、段差や細かな凸凹を良く吸収してくれます。 車内に置いてあるCDやMDのケースが「カチャカチャ」と暴れにくくなりました。内装接合部のキシミ音 もほぼ無くなりました。 他のユーザーさんが良く言われている、段差を越える時の「ダンダン!」が、「タンタン!」に変わってい て、タイヤが積極的にショックを吸収しようとしているのが、良くわかります。 個人的には、パイロットスポーツは、元々足回りが固いか、固めたスポーツ系の車に良くマッチするように 思います。 サスが柔らかい普通の国産セダン等に装着すると、はっきりとはわかりませんがこの特性が逆に違和感にな ってしまうような気がします。

ノイズに関しては、レガシィが新型になって車自体の遮音性が向上しているので、純正でもあまり気になり ませんでしたが、交換後は路面の状態によって、やや高周波のノイズが聞こえてくる時があるものの、やは り気になるレベルではありません。オーディオを静かに聴きながら快適に走れます。 現在約4.000kmを走行して変化してくるかと心配していましたが、今のところ全く変化が無いように 感じます。

グリップが向上したかどうかに関しては、正直言って明確には分かりません。 土地柄直線道路が多く、ワインディング走行する機会がなかなか無いのですが、ちょっと曲がりくねった道 をスピードを上げて走っても、なんの不安もなく、気持ち良くクリアしてしまいます。「オン・ザ・レール」 という表現がよく当てはまると思います。 もっと高い速度域や、ウェットではどうか、ということになると「…?」ですが…。 ちなみにウェット路面での「サァーッ」という音が小さいのはすぐに実感できました。

ただ高速道路でレーンチェンジした時などに、瞬間的に「ふわふわ」したような感触を感じたことがありま す。 基本的に直進性は高いのですが、サイドウォールの「しなやかさ」が、速度や操舵角、空気圧などの条件に よっては剛性不足として感じられることがあるのではないかと思います。

以上長々と書きましたが、タイヤ交換後に非常に満足できる状態となり、現在楽しく且つ快適にドライブし ております。 とても参考になる情報を得ることができ、大変ありがとうございました。

現行レガシィは現在B型に移行して、初期型よりも足回りが若干マイルドになったらしいと聞きました。 もしB型を購入していたら、あれこれ詳しく調べることをしなかったかもしれません。 今回のことで、タイヤに関する知識がかなり増えました…。

長文失礼致しました。
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